バンダイ ROBOT魂<SIDE MASHIN> 『魔神英雄伝ワタル』 邪虎丸■


・邪虎丸・
『ROBOT魂』第94弾は「魔神英雄伝ワタル」より、虎王が搭乗する可変魔神“邪虎丸”が登場。
龍神丸、龍王丸に続く<SIDE MASHIN>シリーズ第3弾。
龍神丸から大分間が空いた龍王丸の時と比べると、今回の展開はかなりスピーディー?

本体はお馴染みABS・PVC・POMの複合素材で構成。
龍王丸と同様に、本体の外装には硬質素材を多用し、シャープでカッチリとした造形を表現。
外装のPVC素材はハンドパーツ位ということで、持った時の感覚が通常のROBOT魂とはちょっと違います。
全高は約95mm。同シリーズの龍王丸に合わせたサイズになっており、2体一緒に並べた時のスケール感も表現されています。
プロポーションも良好。 魔神ならではの特徴的なシルエットや、小顔でイケメンの頭部等もビシっと再現されています。
タイガーウイングのボリュームや折り畳んだ状態のフォルム、首元のメカディテール入りのカバーパーツ等の細かな部分にも配慮が行き届いています。

本体カラーは成型色+部分塗装により再現。 メインカラーのイエローを成型色とし(股ブロックのみ塗装)
その他のブラックやホワイト、メタリックレッド等のカラーリングは彩色により再現されています。
全塗装だった龍王丸と比べると、塗装面では若干のパワーダウン感は否めませんが
成型色と塗装パーツにおける質感の差の様なものは意外にも殆ど気にならないレベルで、そういった部分での違和感はありません。
グロス塗装によるブラックやメタリックレッド等の各種カラーも非常に見栄えが良く、龍王丸と並べてもなんら見劣りしません。
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可動箇所&各部ギミック

首:4重(頭部側:ボールジョイント+スイング&胴体側:スイング+ボールジョイント)
腰:4重(上半身側:スイング+ボールジョイント&下半身側:2重スイング)
首と腰は特に大きく引き出すことが可能。 見た目以上によく動きます。


肩:3重(引き出し式前後スイング&ボールジョイント&横スイング) 肩アーマー:2重(ボールジョイント&横スイング)
胴体側の引き出し式関節を使用することで、武器の両手持ちも楽々可能です。


上腕:横ロール。 肘:スイング。 手首:ボールジョイント。


股:2重(縦ロール&スイング) 太股:スイング。
太股はロール可動では無く、股間接を軸にしたスイング可動です。


膝:2重スイング。 足首:3重(2重スイング&ボールジョイント) つま先:2重(縦ロール&上下スイング)
足首は変形ギミックの関係で特に良く動きます。
折り畳まれているジョイントを引き出せば、フルに股間接を開いても余裕で地に足を付けていられます。


尻尾:6重(基部:上下スイング、各節毎:ボールジョイント) タイガーウイング基部:3重(2重スイング&縦ロール)
タイガーウイングの基部は接続用のピンが短い為、ちょっと強めにテンションをかけると直ぐに外れてしまいます。
パーツ自体の保持が弱いというワケでは無く、ウイングを広げたままの状態で維持する等の状態維持に関しては問題ありません。
弱いのではなく、外れ易いのです。 ストレスを感じさせないスムーズな可動 とまではいきませんが
動かす際は基部の方を持って行えば外れることはないので、差ほど問題には感じませんでした。


タイガーウイングは展開が可能。


タイガーウイングの中間部は折り畳みも可能。 この状態でもしっかりと保持できます。






猛虎形態への変形

肩アーマーの後部カバーを開き、肩アーマーを後方に折り畳む。
胸部ブロックごと下半身を後方に移動させる。


首を折り畳み、胸部カバーを頭部に被せる形で移動。
ハンドパーツを前腕部前面カバーごと取り外し、猛虎形態用前脚パーツを取り付ける。


膝関節を逆関節に曲げ、脛側の外装を太股側に回転させる形で移動。 足首を引き出し、爪を広げて後脚に。
タイガーウイングと尻尾の向きを調整すれば変形完了。




・邪虎丸[猛虎形態]・
ハンドパーツの付け替えにて猛虎形態への変形を再現。
龍王丸の鳳凰形態はディテールアップパーツ扱いでしたが、今回の邪虎丸の猛虎形態は
前脚の爪と前腕カバーのディテールが一体になっているので、差し替え作業は必須です。
猛虎形態時の可動は、通常時の邪虎丸の可動に準じています。 

猛虎形態の再現度は流石に高く、フォルムも変に詰っておらずスッキリと綺麗。 首元のカバーパーツの処理も見事。
口内にはタイガーミサイルの発射口も再現されています。 下顎や銃口は可動式。
胴体底部には別売りの魂STAGEに対応したジョイント受けが設けられており、魂STAGEの可動支柱に直接取り付けられます。
龍王丸ではジョイントの差し替えが必要でしたが、今回はそういった手間がありません。
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付属品&各ギミック

オプションハンド×5種(握り手、持ち手×2種、平手×2種)、タイガーソード、タイガーシールド
槍、十字手裏剣、タイガーシールド用ジョイント×2種(前腕固定用、猛虎形態用)、猛虎形態用前腕パーツ×一式、虎王フィギュア



ハンドパーツは握り手、タイガーソード&槍&シールド用持ち手、十字手裏剣用持ち手、表情の異なる2種類の平手の計5種類付属。
全て両手分用意されています。



タイガーソード
付属の武装は全てABS素材によるシャープな造形により作り起こされています。
カラーリングは全塗装再現と気合が入っています。




槍はタイガーソードと共通の持ち手を使用し保持します。



十字手裏剣
十字手裏剣用の持ち手が付属しており、指と指の間に十字のグリップを通す形で保持ができます。



タイガーシールド
タイガーシールドにはタイガーソードを収納可能。
上部カバーの伸縮により、各形態に合わせたフォルムを作りだします。


タイガーシールドの保持はグリップをハンドパーツで保持する他に
ジョイントパーツの差し替えにより、前腕にシールドを直接取り付けることも可能です。


猛虎形態時の背部に専用ジョイントを取り付ければ、シールドを背負う形でマウント可能。
ちなみに通常時でも使用可能です。



虎王フィギュア
前作の龍王丸に引き続き、今回も邪虎丸と同スケール?の虎王フィギュアが付属しています。
法衣版ワタルのクオリティに驚かされましたが、今回の虎王はそれ以上の出来。
髪の毛の立体造形や顔のバランス、アイプリントの再現度等、サイズ感が麻痺してしまう様な出来です。
カラーリングの塗り分けも徹底しており、彩色の質もこのサイズとしては良好です。
自立も当然可能なので、単体でも十分楽しめます。







































外装に硬質パーツを多用し、カッチリ感満載で邪虎丸をROBOT魂化。
変形機構の関係もありますが、可動域は前作の龍王丸から更にパワーアップ。
特筆すべき点は首や胴体、肩や足首等の引き出し式多重構造。
可動箇所の増加と可動域の拡大により、龍王丸以上に自由度の高いアクションを楽しめます。
また通常時には尻尾がつっかえ棒的な役割を果たしてくれるので
スタンドを使用せずとも、重心バランスをあまり気にすること無く弄れるというのもポイントです。

ただし多重構造式の間接が増えたことにより、動き過ぎて逆に“動かし辛い”なんてことも起こります。
最初は意図せずにあっちこっち動いてしまうかもしれませんが、関節保持自体はしっかりとしているので
本体の構造を程度理解すれば、他のアクションフィギュアと変わらない感覚でストレス無くスムーズに動かす事ができます。

ウイングパーツの接続には若干味噌が付いた感じにはなりましたが
前述の通り、アクション面や保持面には差ほど影響は無いので、個人的にはそれ程問題には感じませんでした。
勿論今後、こうした構造も改良してくれれば更に弄り易くはなると思いますが。

ROBOT魂シリーズとしては珍しい変形ギミックも、龍王丸から引き続き採用されており、ギミック面のプレイバリューはシリーズでもトップクラス。
両形態のフォルムを崩すこと無く、変形ギミックを仕込んでおり、どちらの形態でも完成度の高い一品に仕上がっています。
変形機構の関係で各部関節の可動域が優秀だったり、ウイングや爪等の表情を変えられるというのもポイント。
変形ギミックは単なるオマケになっておらず、ギミック面は勿論の事、アクション面にも大きな影響を与えてくれています。

オプション面ではエフェクトパーツによるボリュームアップが図られていた龍王丸に対し、邪虎丸はストレートに豊富な武装で勝負。
インパクトという点ではエフェクトパーツには負けますが
バリエーション豊かな武装はポージングの幅をグッと広げてくれるので、プレイバリューや弄り甲斐は負けていません。 
同スケールのパイロットフィギュアと並べられるのも<SIDE MASHIN>シリーズならではの楽しみと言えるでしょう。

     
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2012/12/05