■バンダイ ROBOT魂<SIDE MS> 『新機動戦記ガンダムW』 XXXG-01S2 アルトロンガンダム■


『ROBOT魂』第92弾は「新機動戦記ガンダムW」より、シェンロンガンダムの改修機“アルトロンガンダム”が登場。
同シリーズのウイングガンダムゼロに倣い、ガンダム05も強化前に先駆けて強化後仕様がリリース。 

本体はシリーズお馴染みのABS・PVC・POMの複合素材で構成。
スタイルは設定画のどっしりとしたフォルムを残しつつ、各部にメリハリを付けることで“今風”のマッシブなプロポーションに纏めています。
デザイン上、上半身にボリュームが集中しそうなところを、全身に上手く散らしつつ、フォルムに緩急も付けているので、全体の印象が重くなり過ぎません。
肝心のフェイスパーツも面白い。 頬当て周辺のボリュームは元デザインに近い“太さ”があるのですが
内側のマスクが小顔かつシャープな作りになっているので、元のデザイン性を残しながらも、今風のスタイリッシュな面構えも演出しています。

本体カラーは成型色+部分塗装により再現。 メインカラーのホワイトとグリーンはほぼ成型色再現ですが
細かなディテールや一部のオリジナルのカラーリング等で、全体の塗装量はかなりの量に。
基本的な劇中カラーの再現は勿論、細かなセンサーやノズル、一部のモールド等の彩色も再現されています。
アンテナやバルカン、ドラゴンハング等のディテールカラーは、部位に合わせて黄色とゴールドの
異なる色合いのカラーで塗り分けられています。 ウイングゼロから続く拘りですね。

脚部には設定には無いオリジナルの色がプラスされています(膝や側面部ノズルの灰色)
これにより真っ白な下半身にアクセントを作り出し、スミ入れをせずともディテールに存在感を持たせています。
色合いも自然なので、ROBOTT魂オリジナルカラーでも殆ど気にならないのではないのでしょうか?

今回カラーリング再現において最も効果的だったのが、フェイスパーツと顎パーツの分割。
プラモデル等でのお馴染みのパーツ分割を取り入れており、顎パーツが完全別パーツ化しています。
これにより顎塗装のムラやハミ出し問題が解決しました。
またディテール面においては立体感が以前の物よりも強く出ており、スミ入れ無しでも口元が引き締まって見えます。
その分以前よりもコストは掛かっているとは思いますが、多少金額に影響が出たとしても
今後のガンダム系アイテムには標準で採用してもらいたい構造です。













可動箇所&各部ギミック

首:2連ボールジョイント。
首関節の基部は襟毎可動します。


胸:前後スイング。 腰:ボールジョイント。


肩:2重(胴体側:上下スイング+腕側:ボールジョイント) 肩アーマー:上下スイング。


上腕:2重(横ロール&横スイング) 肘:2重スイング。 前腕:横ロール。 手首:ボールジョイント。


ドラゴンハング:展開可能。
両腕のドラゴンハングは差し替え無しで展開と折り畳みが可能。
折り畳まれている2ブロック分の延長間接は基部毎のボールジョイントとスイング機構により可動します。
延長間接自体の保持も抜群で、腕をフルに伸ばしても持ちあげた状態で楽々保持が可能です。
付属品の延長パーツを使用してもなんら問題無し(延長パーツの詳細は下で)


延長間接の他、通常時の腕側の間接や肩関節の可動を組み合わせれば、複雑な捻り可動も可能。
延長間接はそれぞれボールジョイントで接続されているので、ブロック毎にも捻りが加えられますし
更に前腕にもロール可動が組み込まれているので、腕の捻りだけでは無く
先端のドラドンヘッド型クローの向きも調整できます。


ドラドンヘッド型クロー基部:展開可能。 各クロー基部:上下スイング。
ドラゴンで言うところの下顎をフルに開くと拳が隠れる様になっているので、クロー展開時の腕のフォルムを変えられます。


アルトロンシールド接続アーム:2重(上下スイング&ボールジョイント)
シールドを接続しているボールジョイントを取り外せば、シールド単体で使用可能。


腰部フロント&サイドアーマー基部:各ボールジョイント接続。 股:ボールジョイント。 太股:横ロール。
可動面で唯一気になったのが腰部リアアーマーが固定だったこと。
太股が後ろに引けないのでS字立ち等が今一キマりません。


膝:2重スイング。 足首アーマー:ボールジョイント。 足首:ボールジィント。
足首アーマーの可動により、足首の可動域を広げる他、可動に合わせた足首のラインを綺麗に作り出します。


つま先:2重(ボールジョイント&上下スイング)
極端に言えばつま先が360°回転するので、どんなに脚を開いてもつま先を地面に付けておくことが出来ます。
つまり接地性抜群。


2連装ビームキャノン:4重(ボールジョイント&3重スイング)
基部のボールジョイントと多重スイング関節により、2連装ビームキャノンの向きを自由に変えられます。


ランダムバインダー基部:2重(縦ロール&前後スイング)


ランダムバインダー中間部;スイング可動。
ランダムバインダーの中間点に設けられた可動関節を使用することにより
ランダムバインダーを羽根状に開く事が可能。 これによりバックパックのフォルムが大きく変わります。



付属品&各ギミック

オプションハンド×6種(握り手、ツインビームトライデント用持ち手×2種、平手、シールド用持右ち手、左ポーズ手)
ツインビームトライデント×2種(収納状態、展開状態)、ツインビームトライデント用ビーム刃×2種(通常タイプ×2、高出力タイプ)
ドラゴンハング延長パーツ×4、魂STAGE対応ジョイント



オプションハンドは握り手、平手、シールド用持右ち手、ツインビームトライデント用持ち手×2種、左ポーズ手の計6種類付属。
ポーズ手が良い味出しています。


ツインビームトライデント
両先端のビーム刃はクリアパーツで再現。
商品リリース発表時は劇中とは異なる色合いになっていましたが、発売前に劇中カラー調整されました。 一安心。


ツインビームトライデントのビーム刃は通常タイプの他に、出力を増した状態の物も付属。
高出力タイプは片面(1個)のみです。


ツインビームトライデント本体はグリップを展開した状態の物の他に、グリップを折り畳んだ収納タイプも付属。
ROBOT魂オリジナルギミック(?)として、背部ランダムバインダー左側面に設けられた
専用のマウントラッチに収納状態のツインビームトライデントをマウント可能です。
(ツインビームトライデントのマウントは設定通りとのことでした。 2012年10月26日訂正)


ツインビームトライデントの持ち手は角度の異なる2タイプの持ち手が用意されています。
更にアルトロンシールド用の持ち手も付属(こちらは右手のみ) 投擲シーン等を再現できます。


付属のドラゴンハング延長パーツをドラゴンハングの延長間接に取り付ければ、ドラゴンハングのアームを更に伸ばす事が出来ます。
延長パーツの接続はボールジョイント式なので、間接の可動にも影響を与えません。
延長パーツは両腕分の4個付属。 延長パーツ自体の連結も可能なので、片方を4個分伸ばすなんて事も可能。
勿論パーツが複数あればあるだけ伸ばせるので、やろうと思えば“アニメの嘘”的な伸ばしっぷりも体験できるでしょう。


別売りの魂STAGEに対応したジョイントパーツも付属。
本体バックパック底部に取り付けて使用します。





































個人的にこのアルトロンは90年代ガンダム作品における機体デザインの面白さが詰まった(良い所も悪い所も)MSの一つだと思います。
そんなアルトロンがROBOT魂化に伴い各部がブラッシュアップされ、2012年の現行スタイルとして(?)生まれ変わりました。
各部にメリハリを付けながらも、元デザインのどっしりとしたフォルムはしっかりと残しているので、強化MSたる味わい(?)も損なわれていません。
各部バランス調整やオリジナルカラーも効果的に投入されており、立体物としての見栄えも強化されています。

最大の特徴である両腕のドラゴンハングは可動箇所が兎に角豊富なので、従来の間接の向きに囚われない自由なアクションが可能です。
加えて前腕のロールによりクローの向きも調整できるので、ドラゴンの表情付けまで行えます。
肝心の関節保持も抜群で、フルに展開させた状態でもビシっとその状態で維持しています。 それこそ伸ばしたままでのディスプレイも可能です。
加えて収納時においては上腕の位置を固定する為の簡単なロックまで掛かるという徹底っぷり。
展開時、収納時共に気持ちよくグリグリ弄れる工夫が随所に詰め込まれています。

ROBOT魂オリジナルギミックの付け替え式延長アームやランダムバインダーの展開等も
アクション面における拡張性や表情付け、プレイバリューの充実等に大きな影響を与えています。
特にバックパック周りのギミックは従来の2連装ビームキャノンギミックも含め、これが意外と豊富で
強化後の“とって付けた感”が無くなり、デザインだけでは無く機能性やアクションにおいても一体感が感じられます。

ギミックを山盛りにした事により玩具感が強く出てしまっているアルトロンですが
ROBOT魂ではその玩具感を逆手に取り、アクションフィギュアとしてこの上なく魅力の詰まったアイテムに仕上げています。
純粋に弄っていて楽しい この一言に尽きます。 “TV版よりもEW版”なんて人にもお勧めした一品です。

     
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2012/10/25