バンダイ ROBOT魂<SIDE MS> -Ka Signature- 『機動戦士ガンダムUC』 RX-160S バイアラン・カスタム■


2011年11月12日〜2012年01月16日の期間、「魂ウェブ商店」にて販売された受注生産品。
『機動戦士ガンダムUC episode 4』より、「バイアラン・カスタム」を新プロジェクト“Ka Signature”によりROBOT魂にて立体化。
パッケージや説明書なども商品化に伴い、オール新規で作り起こされています。
パッケージデザインは通常のROBOT魂フォーマットとは異なる、“Ka Signature”仕様の新デザインが採用されています。
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カトキハジメ氏と魂NATIONによる、新プロジェクト『Ka Signature』
宇宙世紀のモビルスーツを中心に、プロポーションややディテールにカトキハジメ氏の監修が入り
素材はABS樹脂を多用することで、シャープな造形を実現。
更にカトキハジメ氏デザインによるオリジナル・マーキング・デカールが付属。
美意識に貫かれたスタイルと、ROBOT魂のスピリッツである、ロボットフィギュアとしての造形の妙と“遊び応え”、それらを凝縮したシリーズ。
(パッケージ解説文より抜粋)

早い話がカトキ氏監修のROBOT魂。 GFF風味のROBOT魂といったところでしょうか。
魂ウェブ商店のプロジェクト解説文では、ROBOT魂シリーズに限らず「レーベルの枠を超えてのリリース」もあり得るとのことです。
そんな新プロジェクト『Ka Signature』の第一弾は『機動戦士ガンダムUC episode 4』に登場した“バイアラン・カスタム”
流石初っ端、インパクト絶大なチョイスと言えるでしょう。

本体の構成はROBOTシリーズお馴染みABS・PVC・POMの複合素材が使用されていますが、上記の通り通常のROBOT魂とは異なり
ABS素材がメイン素材として使用されていることで、今まで以上にシャープでカッチリとした造形が印象的です。
本体の塗装箇所も通常版と比べると大幅に増加しており、成型色によるカラーリング再現は濃い青いパーツの一部及び関節部程度となっています。
加えて全体にはつや消し処理も施されているので、成型パーツ部の質感も見劣りしません。
スラスターノズルの内部や一部モールド、センサー等の塗り分けも細かく再現されおり、抜群の見栄え。
ただ塗装箇所が多い分、塗装による粗も少々多く見受けられました。 そこも合わせてGFFっぽいと言うか、何と言うか。

印象的なツインアイ等のセンサー部にはメタリックカラーを使用しているので、存在感があります。
ただツインアイの造形は、バイザー自体に直接モールド状のディテールで再現されているだけなので、ちょっと寂しい部分も。
できればクリアパーツを使用して、バイザー内部に見えるツインアイを再現してもらいたかった。

カトキ氏リファイン&デザインには欠かせないオリジナル・マーキングは、デカールとして付属。
コスト削減の為か、GFFの様なプリントでのマーキング再現はオミットされており
パッケージの様なオリジナル・マーキング仕様にするには個々で作業が必要です。
プラスに考えれば劇中仕様。 好みでマーキングの有無を再現できます。
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サイズ比較

左から、本商品、ROBOT魂ユニコーン(フルアクション版)、HG ジュアッグ
バイアランなだけあり?、見事な横幅のボリュームです。
劇中の設定ではユニコーン(デストロイモード時)全高:21.7m、バイアラン・カスタム全高:20.6m
とのことで、ROBOT魂版ではバイアランのサイズが大分増していますが
デザインが特殊なので、この位のボリュームがあっても特に違和感ありません。



可動箇所&各ギミック

首:ボールジョイント。 腰:ボールジョイント。


肩エンジンユニット基部:2重(前後スイング&ボールジョイント)
エンジンユニット下部フィン:横スイング。 肩部スラスターノズル基部:各ボールジョイント接続。


エンジンユニット側面可動アーム基部(肩):2重(縦ロール&スイング)
肩部スラスターユニット基部:ボールジョイント。 上腕:2重(横ロール&スイング)
肩のロール可動により、エンジンユニットを下に向けたまま腕を前や後に動かすことが出来ます。


肘:2重(ボールジョイント&スイング) クロー・アーム・ユニット基部:2重スイング。
肘部関節は可動に合わせてパイプ状のパーツが内部に出し入れされます。


メイン・クロー・アーム基部:ボールジョイント。 サブ・クロー・アーム基部:スイング。
クロー・アームは大型アーム2基と小型アーム1基の3基で構成。
それぞれの可動により、指の様にアームを開閉できます。


腰部サイドアーマー&太股部サイドアーマー:各ボールジョイント接続。
腰部大型スラスターノズル基部:上下スイング。


股:ボールジョイント。 太股:横ロール。 膝:2重スイング。
膝関節のディテールが少々味気なかったのが残念。


足首:2重(横スイング&ボールジョイント) 足首部アーマー:各ボールジョイント接続。


つま先:上下スイング。 踵:各ボールジョイント接続。
プロペラントタンクの関係で重心は後に行きがちになりますが、踵の可動によりしっかりと地面を掴めるので
一見不安定そうなバランスでも、思った以上に安定して自立が可能です。


背部大型スラスターノズル基部:ボールジョイント接続。 プロペラントタンク基部:ボールジョイント接続。


増加スラスター基部:横ロール。


増加スラスターノズルフィン:開閉。
上下のフィンは連動しており、フィンの展開に合わせて内部のノズルがせり上がります。


肩部スラスターユニットの上部追加ユニットは取り外し可能。



付属品&各ギミック

ビーム・サーベル刃×2、魂STAGE対応ジョイント、マーキング・デカール(画像省略)
本体の内蔵兵器が主の機体なだけあり、付属品はとてもシンプル。


腕部クローアームのメガ粒子砲ユニットの銃口にビーム・サーベル刃を取り付ければ、ビーム・サーベル展開状態を再現。


別売りの魂STAGEに対応したジョイントパーツも付属。
本体の股下に取り付けて使用します。
ただ保持は大分弱く、ちょっとした力を入れると簡単に外れてしまいます。
使えない事は無いですが、使用時には一度ジョイントと支柱の位置を決めてから本体を取り付ける必要があります。


カトキハジメ氏デザインによるオリジナル・マーキング・デカールは水転写デカール。
余白の様な部分にも細かな白いマーキング・デカールが存在しています。
ちなみにこのデカール、梱包時はフィルム等で保護されることなく
裸の状態で箱の中に説明書と一緒に放り込まれていました。
シールタイプならともかく、水転写タイプはもう少し気を使って貰いたいところ。

































ガンダム等の特定の機体やジオン等の所属に縛られない、自由なチョイスのカトキMSアクションフィギュア。
MSのチョイスだけでは無く、換装ギミック等の商品仕様における縛りも緩そうなので
GFFシリーズでは無し得ない、バリエーション豊かでコアなラインナップにも期待できそうです。
なんせ第一弾からバイアラン・カスタムをぶつけてくる位なのですから。

通常ラインのアイテムと比べると、彩色や造形等全体的に大幅に凝った作りになっており、正にGFF風味のROBOT魂といった感じです。
カッチリとした造形という点にも拘った、ABS素材を主体としたパーツ構成により、カトキ氏デザイン造形がより映え
更に塗装箇所が大幅に増加した彩色表現と、つや消しによる質感表現により
いつものアクションフィギュア的な質感のROBOT魂には無い、模型の完成品的な質感をも感じさせてくれる仕上がりとなっています。
恐らくコレで付属のオリジナル・マーキング・デカールを使用すれば、その点は更にパワーアップすることでしょう。

可動やギミック等は流石のROBOT魂ブランド。
GFFシリーズでは到底無理そうな幅広い可動により、自由度の高いアクションを楽しめます。
ノズルやフィン、クロー等の細かなパーツの可動も抜かりなし。
内蔵武装の多いバイアランならではの、変態的な本体ギミックも堪能できます。
本体サイズもインパクト大。 販売価格6,090円(税込)も納得のボリュームです。

ただし上記の通り塗装箇所が多くなったことにより、塗装における問題点(ムラやはみ出し等)も多くなっています。
決して汚いというワケではないのですが、全体的に粗いといった印象です。
水転写デカールの梱包が雑だった点も気になりました。 最後の最後での詰めが甘いといったところでしょうか。
今後のシリーズ展開においての改善と、充実したラインナップに期待しています。
あと通常ラインがZシリーズ突入の暁には、ノーマルのバイアランも是非。

     
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2012/04/28