■バンダイ ULTRA-ACT 『ウルトラマン』 ウルトラマン(リニューアルver.)■


ULTRA-ACTシリーズ第20弾は『ウルトラマン』より、“ウルトラマン ”が再登場。
「ウルトラマンガイア」「ウルティメイトフォースゼロ」を皮切りに「可動」「造形」の進化を遂げているULTRA-ACTシリーズ。
既にシリーズではウルトラマンを始めとしたウルトラ兄弟の展開が行われていましたが、シリーズの進化に合わせ「造形」と「可動」を一新。
前作のゾフィーよりスタートした、新スタイル版ウルトラ6兄弟シリーズ展開に合わせて
ULTRA-ACT第一弾アイテムであるウルトラマンも、完全新規造形により完全リニューアル。

前作のゾフィー同様、今作のマンも「ウルトラマンガイア」以降のクオリティ、スタイルを踏襲し
マッシブで肉体的メリハリの効いたプロポーションにて立体化。
単体としてのポロポーションの良さはは勿論のこと、「ウルトラマンガイア」以降のクオリティが上がったアイテムとの相性も抜群です。

本体はシリーズお馴染みのPVC製(関節ジョイントはABS製) S.H.フィギュアーツの様なダイキャストパーツは使用されていません。
第一弾の「ULTRA-ACT ウルトラマン」(以下、旧版)では本体が軽かった為、安定性が悪かったのですが
今回のリニュ版では体つきがどっしりとしており、本体の重心バランスも良い為に安定性等の問題はありません。アクション時の踏ん張りも○

旧版の最大の問題点であった、腹や膝関節を始めとした各部関節保持に関してもしっかりと改善されています。
が、前作のゾフィーと比べると股間接の保持が微妙に甘く感じます(特に基部のスイング関節)
また股間接のボールジョイントの形状は、「スーパーロボット超合金 ガオガイガー」の初版で問題となった
“肉抜きタイプ”が採用されており、ジョイントの角度によって保持が極端に低下する位置もあります。
極端な硬さを防ぐ意味があるのかもしれませんが、個人的にはしっかりとしたゾフィータイプの方が好みです。

本体カラーリングは赤い部分も含め全塗装により再現(一部関節ジョイントを除く)
彩色面も「ウルトラマンガイア」「ウルティメイトフォースゼロ」等と同様にバージョンアップ。
成型色の安っぽさや軽さが無くなり、本体のスタイルと合わせて重厚感も増している様に感じます。
目及びカラータイマー部はクリアパーツで再現。 印象的な目の内側の模様もしっかりと再現されています。










旧版との比較

ULTRA-ACT ウルトラマン」からの進化は一目瞭然。
プロポーションだけでは無く、各部の肉体表現や頭部バランス等も大幅に変更されています。
カラータイマーや目等のクリアパーツ部だけ見ても、質感、透明度共に大違いですね。

旧版はファイティングポーズや光線ポーズ等の猫背姿勢を重視した構造だった為
素立ちの状態だと肩から胴周りにかけての姿勢に影響が出てしまっていましたが
リニュ版では姿勢再現を全て関節可動にて行う為、各部のボディバランスに影響が出ていません。



可動箇所&各部ギミック

首:4重(頭部側:ボールジョイント&前後スイング&横ロール+胴体側:ボールジョイント)
首関節にヒンジ式のスイング可動が組み込まれたことにより、ゾフィーよりもグッと上を向くことが出来ます。
可動後の首のラインも隙間等出来ずに綺麗。 旧版ではイマイチだった顎引きも向上しています。


胸:2連ボールジョイント。 腰:2連ボールジョイント。
胸及び腰関節もゾフィーから更に進化しており、前傾姿勢をより深く行う事が出来ます。


胸と腰の可動域の向上により、前傾姿勢時に隙間が発生するのですが
それをカバーする為に、胸と腰関節の内側に専用のインナーパーツが内蔵されています。
ミラーナイトでは腰の一箇所だったのに対し、今回のリニュ版マンでは背中と腰の二箇所にパワーアップ。


股:2重(上下スイング&ボールジョイント) 太股:横ロール。 膝:2重スイング。


足首:3重(横ロール&スイング&横ロール) つま先:上下スイング。



付属品&各ギミック

オプションハンド×5種(握り手、平手×3種、右Vサイン手)
ウルトラスラッシュ再現パーツ、スペシウム光線再現パーツ、ダッシュエフェクト×一式
差し替え用カラータイマーパーツ、魂STAGE用ジョイント


カラータイマー部の変化はパーツの差し替えで再現。


背部パーツの差し替えにて魂STAGE用ジョイントを取り付け可能。
魂STAGE用ジョイントを使用すれば、魂STAGE(別売り)の可動支柱を直接リニュ版マン本体へと取り付けることが出来ます。


旧版から引き続き、必殺技『スペシウム光線』を再現したエフェクト付きハンドパーツが付属。
スペシウム光線はグラデーション塗装が施されたクリアパーツにより再現。 専用のハンドパーツに固定されています。
エフェクト部造形も旧版から変化しており、旧版よりも肉厚でボリュームが増しました。 若干のパースも付いています。
旧版は初期のTVシリーズ版特撮イメージ、リニュ版は最近のCG演出イメージ といった感じでしょうか。
エフェクトパーツに関しては、どちらも味が合って良いと思います。


八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)再現パーツも同じくリニューアル。
八つ裂き光輪はグラデーション塗装が施されたクリアパーツにより再現。 コチラも専用のハンドパーツに固定されています。
旧版と比べるとボリュームや立体感等が増しています。


地面に発生した衝撃をイメージした「ダッシュエフェクト」なる物も付属。
左右対象の物が1つずつ、計2個用意されています。
「ULTRA-ACT ウルトラマンガイア(V2)」初回特典の降臨エフェクトの縮小版みたいなものですね。
降臨エフェクト欲しかったなぁ…(入院の時期関係で特典は付いてこず)
(↑画像ロールオーバー)


ダッシュエフェクトはフィギュアの足元に置いて使用。
”走り”、”着地"、”ふんばり”、”スライディング”等のアクションを演出してくれます。









































「ウルトラマンガイア」以降のバージョンアップ版スタイルにて初代マンを再立体化。
旧版は“玩具としての弄り安さ・安定性”が極端に悪く、アクションフィギュアとしては致命的な問題を抱えていましたが
今回のリニューアル版ではそういった各部の強度や安定性も含め、大幅にパワーアップしています。

シリーズのバージョンアップ版スタイルでお馴染みのキャラクター性を強調した筋肉質な肉体造形を取り入れながらも
劇中のスーツ感&バランスも意識したプロポーションとなっており、アレンジとイメージが丁度良いバランスで纏められています。

旧版では一部のスタイルに影響が出てしまっていた可動も
リニュ版では各部関節の可動域向上により、非可動時でもスタイルに悪影響を及ぼしていません。
各部可動域自体も大幅に向上しており、より深い位置での前傾姿勢や首の向き、肩の前方スイング領域の拡大等
前作のゾフィーと比べてもその違いは大きいです。 まさかこの短期間でここまで変わるとは思いもしませんでした。
可動後の関節ラインに関してのフォローも徹底しており、アクションフィギュア最大のネックである
関節部における隙間や崩れといったものをを極力防いでくれています。
シンプルなフォルムのウルトラマンをアクションフィギュアでも綺麗に見せたい という開発者の想いを感じることが出来ます。

付属品に関してはブラザーズマントがエフェクトパーツに変わった位で、基本的なオプションは変わり映えしませんが
技エフェクトの造形もリニューアル版に合わせて、旧版とは異なるイメージで新たな造形が施されているので
同じ様な物ながらも、受ける印象はまた違ってきます。
また、シリーズにおけるエフェクトパーツ造形の統一感という点でも重要です。

造形、可動、構造、そして拘りと、全ての点において旧版とは比べ物にならない変化です。
十二分に意義のあるリニューアルと言えるでしょう。 旧版を持っている人にこそ手に取ってほしい一品です。

     
プレミアム バンダイ(魂WEB)
-TOP-

2012/07/31