■バンダイ S.H.Figuarts 『仮面ライダーX』 アポロガイスト■


2013年04月05日〜2013年06月09日の期間、「魂ウェブ商店」にて販売された受注生産品。
『仮面ライダーX』より、GOD秘密警察第1室長「アポロガイスト」をS.H.フィギュアーツシリーズで立体化。
他受注生産品同様、パッケージや説明書などもS.H.フィギュアーツのフォーマットで、オール新規で作り起こされています。
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秘密結社GOD機関の大幹部であり、GOD秘密警察第一室の室長“アポロガイスト”をS.H.Figuartsスタイルで立体化。
スタイルバランスや衣装の処理等は、S.H.フィギュアーツ昭和仮面ライダーシリーズを踏まえて
劇中イメージと現行のアクションフィギュアの両面で纏められています。
プロポーションは他昭和ライダー達と比べると、手足がスラっと長く、随分と長身気味です。
アポロガイスト単体だと“こういったバランスもアリかな”程度の印象ですが、他ライダー達と並べると…。 サイズ比較は下で。

印象的な白いマントはPVC製一体成型パーツ。 胴体側の首元にはマントのズレを防止する為の溝が設けられており
マント側のピンを引っ掛けて位置を固定していますが、ピン自体の保持性能は皆無なので、ちょっと浮かすと簡単に動いてしまいます。
足首可動関節は非ダイキャスト製の多重関節ジョイントを採用。 ボールジョイントタイプの昭和ライダー勢よりも、遥かに自由度が高いです。
ただし非ダイキャスト製なので、マントの分、重心が後に引っ張られてしまう本体を支えるには、少々心許無いです。
脚を大きく開く様なポージングの場合は、踏ん張りが効かずに、後ろ側にパタパタと倒れることが多々ありました。

本体カラーリングは成型色+部分塗装により再現。
ボディスーツ及びマントは成型色再現。 成型パーツにはつや消し処理が施されており、劇中スーツの質感を表現しています。
それに対し、塗装により再現されたヘルメット、グローブ、ブーツはテッカテカの光沢仕上げ。 異なる素材の質感を演出しています。










サイズ比較

S.H.Figuarts 仮面ライダーX」との比較。
公式サイトではXライダー全高:約150mm、アポロガイスト全高:約150mmと、2体共ともほぼ同じサイズとの表記ですが
実際はXライダー全高:約150mm、アポロガイスト全高:約175mm(角&アンテナ含む)と、2cm以上もの差があります。
2体並ばせると、まるで大人と子供の様な身長差。 正直同じスケール感のフィギュアとは毛頭思えません。

恐らくアポロガイストの本体可動素体は、「S.H.Figuarts ショッカー戦闘員」をベースにしていると思われます。
外装の造形こそ異なりますが、本体バランスやプロポーションはショッカー戦闘そのままに見えます。
この極端な身長差の原因は恐らく、そこにあるかと。



可動箇所&各部ギミック

首:4重(頭部側:ボールジョイント&前後スイング&横ロール+胴体側:ボールジョイント)
胸:ボールジョイント。 腰:2重(ボールジョイント&前後スイング)


肩:2重(ボールジョイント&横スイング) 上腕:横ロール。 肘:2重スイング。 手首:3重(横ロール&スイング&ボールジョイント)


股:2重(上下スイング&ボールジョイント) 太腿:横ロール。 膝:2重スイング。


足首:3重(横ロール&上下スイング&縦ロール) つま先:上下スイング。



付属品&各ギミック

オプションハンド×4種(右手×3、左手×3)、アポロショット、ガイストカッター


ハンドパーツは握り手、平手、右銃持ち手、左持ち手の計4種類付属。


アポロショット
専用武装の一つ、連装銃のアポロショットも新規造形により立体化。
専用の右銃持ち手を使用して保持します。 銃持ち手は右手側のみの付属です。
特徴的な二又のストックや、細かならカラーリング等もしっかりと再現されていますが
銃身がちょっと上にズレてしまっているのが気になります。


ガイストカッター
もう一つの専用武装、日輪型の盾ガイストカッターも新造再現。
専用の左持ち手を使用して保持します。 持ち手は左手側のみの付属です。
グリップは奥まった部分にある為、そのまま指を滑り込ませるのは困難。
その為、グリップの部分は取り外し式となっており、ハンドパーツとの組み合わせ作業が行い易くなっています。

































S.H.フィギュアーツ初となる昭和仮面ライダー作品の敵幹部(怪人)キャラクター。
アポロガイストは仮面ライダー作品における初の本格的ライバルキャラクターということで
現在展開中の昭和仮面ライダーシリーズとの連動を考えると、これ以上無い記念すべき第1弾のチョイスと言えるでしょう。

シンプルかつヒロイックな、従来の怪人デザインとは一線を画すアポロガイストと、S.H.Figuartsスタイルの相性は抜群。
S.H.フィギュアーツ昭和仮面ライダーシリーズで培った、スタイルアレンジと関節処理にて
シンプルなボディラインを再現しつつ、違和感無く広範囲の可動関節を組み込んでいます。
プロポーションは少々高身長気味だったのは気になりましたが、頭部やマント等のバランスが良いので、これはこれでアリです。
基本的な可動性能は昭和仮面ライダーシリーズに準じており、抜群の可動性能を有しています。
更に足首関節には可動域、自由度共に高い、多重式関節ジョイントを採用しているので、トータルの可動性能はライダー達以上です。
ただし、マント装着時の重心バランスが考慮されていない為、アクション時の安定性はイマイチです。
ベストなのは金属パーツを使用しての安定性の向上なのですが、流石に流用の効かない限定アイテムに使うのは無理な話なのでしょう。
他にもマントの処理や関節保持等、若干の粗は見受けられましたが
2013年の今、X版のアポロガイストが最新のアクションフィギュアとしてリリースされたという事は
非常に喜ばしいことであり、非常に価値のある一品だと思います。

が、肝心の「S.H.Figuarts 仮面ライダーX」との連動は正直評価できません。
前述の通り、まるで大人と子供の様な身長差があり、同じスケール感のアイテムとは到底思えません。
ボリューミーなデザインの怪人なら、ある程度大きくても“怪物的迫力”として捉えられますが
今回のアポロガイストの場合は、なまじヒーロー然としたシンプルなデザインの為、余計身長差が際立ってしまっています。
アクションポーズをとらせれば、なんとかそれっぽくは見れますが、素立ちで飾るとなると、正直隣同士にするのには躊躇してしまいます。
様々な作品からの立体化が乱立するS.H.フィギュアーツシリーズで、全部が全部スケールを統一すべきだとは思いませんが
せめて同一作品内のキャラクター位はスケールを揃えてもらいたいものです。

     
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2013/10/02