バンダイ S.I.C. VOL.66 仮面ライダーオーズ[プトティラコンボ]■


S.I.C.シリーズ第65弾は特撮テレビドラマ作品『仮面ライダーオーズ/OOO』より、「仮面ライダーオーズ プトティラコンボ」が登場。
「プテラ・コア(プテラヘッド)」、「トリケラ・コア(トリケラアーム)」、「ティラノ・コア(ティラノレッグ)」から成る
仮面ライダーオーズの恐竜系コンボ形態“プトティラコンボ”をS.I.C.テイスト満載で立体化。

S.I.C. 仮面ライダーオーズシリーズ第1弾の「S.I.C. 仮面ライダーオーズ[タトバコンボ]」から引き続き
今回も頭部・腕部・脚部の3か所に担当するコアメダルのモチーフを、元デザイン以上に強調する形で大幅アレンジ。
メインのアーマーや四肢のラインドライブ以外の白スーツの部分にも大胆なアレンジが加わっています。

本体の構造は「S.I.C. 仮面ライダーオーズ[タトバコンボ]」がベースになっているので、可動箇所や可動域等はタトバコンボからほぼ変わりありません。
しかしタトバコンボとの共通パーツは内蔵されている間接ジョイントとオーズドライバー等の一部パーツのみで、外装の殆どは完全新造品。
アーマーだけでは無く、ボディスーツ部にもプトティラコンボ専用の造形が施されています。
といっても本体と可動関節の構造は前作のタトバコンボと共通なので、ギミック面における特別な変化等はありません。
本体の構造及び可動関節等の詳細はタトバコンボのページを参考にしてください。

プレテラアイ、アンバーオークォーツ、ワインドスティンガー、エクスターナルフィン、オーラングサークル、ラインドライブの一部にはクリアパーツを使用。
タトバコンボ同様、膝アーマーにはダイキャスト素材を使用。 金属素材使用箇所は相変わらずこの程度です。
金属パーツは少ないですが本体の安定性はしっかりとしているので、自立やアクション等での問題はありません。
襟と股、テイルディバイダーには軟質素材を使用。 肩と股の干渉を軽減します。

カラーリング表現もタトバコンボ同様、部位毎に異なる質感のカラーで塗り分けられています。
メタリックカラーとつや消しカラーが見事に使い分けられており
元のカラーを崩すこと無く、部位毎のモチーフとディテールを強調しています。
全身のクリアパーツとの相性も良く、良い色合いに仕上がっています。
また各所にグラデーションカラーを加えることにより、本来の紫一色のカラーから単調さを消し、深みと重厚感をプラスしています。
















プトティラコンボ用新規ギミック

2枚のプレート状のパーツだったエクスターナルフィンは、大型化し、2枚重ねるとまるでマントの様になります。


エクスターナルフィンはクリアパーツ製。
内側のシルバーカラーはクリアパーツ越しで表現されており、裏面のメタリックカラーとは異なる透明感が印象的です。


エクスターナルフィンの接続は背部ラインドライブと一体になった専用のジョイントパーツで行っています。
ジョイントパーツは基部のロールとスイング可動を組み合わせた、計3箇所が可動。 エクスターナルフィンの向きを自由に変えられます。
難点はラインドライブ兼ジョイントパーツと背部側の保持。
背部側へ差し込む為のピンが微妙に短く、エクスターナルフィンを動かしているとちょくちょく外れてしまいます。
ラインドライブ兼ジョイントパーツが軟質素材製というのも原因の一つかもしれません。



腰のテイルディバイダーは軟質素材製。 ベルトと一体になっています。
本来ベルト側に固定されているオースキャナーとオーメダルネストはテイルディバイダー側にそれぞれ移動しています。


オースキャナーとオーメダルネストがテイルディバイダー側に移動していることで
股をフルに開いても、ベルトとテイルディバイダーに巻き込まれることはありません。
ただオースキャナーの接続ピンが少々外れ易いのが難点。
ちなみにオースキャナーとオーメダルネストを含めたオーズドライバー関連のギミックは、タトバコンボから変わらずに搭載されています。



付属品&各ギミック

オプションハンド×4種(右手×4、左手×3)、メダガブリュー、バズーカモード用差し替えパーツ
交換用エクスターナルフィン×一式、交換用ワインドスティンガー×一式、交換用テイルディバイダー、専用台座×一式
交換用オーラングサークル×一式、コアメダル×3種(プテラ、トリケラ、ティラノ)、セルメダル×3種(プテラ、トリケラ、ティラノ)
※専用台座の解説は後日追加します。


ハンドパーツは握り手、平手、持ち手、メダル用右持ち手の計4種類付属しています。
ディテールは異なりますが、ハンドパーツの指の形状はタトバコンボのハンドパーツと共通です。
メダル用右持ち手の詳細はタトバコンボのページを参考にしてください。


オーズドライバー内のメダルは当然プトティラコンボ仕様に。全て新規造形により再現されています。
メダルの表面の絵柄は勿論、裏面のライン模様まで造形されています。 セルメダルも同様です


胸部オーラングサークルはクリアタイプと劇中タイプの2種類付属。
タトバでは3分割できるクリアパーツタイプのみでしたが、第2弾のタジャドルコンボに倣って
今回も劇中カラーをイメージした劇中タイプが用意されています。
劇中タイプはレリーフのバックが黒く塗り潰されており、恐竜の3種類のレリーフが強調されています。
ただし劇中タイプのオーラングサークルは一体成型となっており、3分割はできません。
コンボチェンジを再現する際にはクリアタイプを使用します。


メダガブリュー[アックスモード]
プトティラコンボ専用?武装のメダガブリューにもアレンジが加えられています。
ティラノサウルスの頭部を模したクランチガルバイダー部は化石風ディテールに変更。
シザーグラップエンドはステラグラップエンドと同一のデザインにし、玩具感を薄めています。
本体サイズは一回り程大きくなり、迫力がアップ。 グリップは両方とも固定なので保持時の安定性も高いです。
ビュレットチャンバーとバドセルストリーム部はクリアパーツで再現しています。


メダガブリュー[バズーカモード]
バズーカモードへはクランチガルバイダーを下げ、バドセルストリーム部に延長パーツを取り付けます。
本来はステラグラップエンドを引き下げるのみで、砲身のサイズはアックスモードと変わらないのですが
今回のS.I.C.では延長パーツを取り付けることにより、砲身を伸ばし、バズーカとしての迫力を強調しています。
その為アックス側のステラグラップエンドはそのままで、フロントグリップは延長パーツ側に設けられています。



能力解放時エクスターナルフィン
プテラヘッドの能力である“エクスターナルフィン“の能力解放状態をパーツの差し替えにて再現。
こちらも通常時と同様、クリアパーツ製。 翼の内側の模様をグラデーションカラーで表現しています。


エクスターナルフィンの位置を頭部側に持ちあげられる、能力解放時専用の背部ジョイントパーツも付属。
通常時のジョイントパーツと同じく、翼の基部を自由に動かせます。
ちなみに、こちらのジョイントパーツの保持は問題ありませんでした。 多分、こちらは硬質素材製だったからだと思われます。


能力解放時の翼とジョイントパーツを組み合わせれば、劇中の様に頭部のプテラシールド側に移動した状態を再現可能。
単なる翼の形状の変化だけでは無く、この位置にもちゃんと出来るというのは嬉しいですね。



能力解放時ワインドスティンガー
トリケラアームの能力である“ワインドスティンガー“の能力解放状態をパーツの差し替えにて再現。
こちらも通常時と同様、クリアパーツ製。 前後のボリュームが増し、迫力も増しています。 流石に伸縮はしません。
(↑画像ロールオーバー)



能力解放時テイルディバイダー
ティラノレッグの能力である“テイルディバイダー“の能力解放状態をパーツの差し替えにて再現。
大ボリュームの尻尾は二節毎にボールジョイントにより、フレキシブルに可動します(二節の内、一つはカバー)
基部は腰とお尻の2点で支えているので、尻尾を持ち上げたままでも保持が可能です。


通常時と能力解放時パーツとの差し替えは、腰パーツを丸々差し替え。
ベルトのバックル及び左右アクセサリーは通常時パーツ側から移動させます。















































仮面ライダーオーズの最終フォーム“プトティラコンボ”もS.I.C.化。
基本フォーム(タトバ)、強化フォーム(タジャドル)、そして今回の最終フォームと、なかなか良いテンポでのリリースとなりました。 全て一般発売枠というのも重要です。
各部位毎に担当するメダルの能力と、各グリードの意匠を明確に盛り込んだS.I.C. 仮面ライダーオーズシリーズのアレンジは今作も健在。
恐竜系メダルで統一されたプトティラコンボでは、恐竜的造形と恐竜系グリード(恐竜グリード/映司グリード)の意匠の追加により
ボリューミーなフォルムと力強さを更に強調しつつ、S.I.C.の得意とする生物(怪物)としての仮面ライダー表現や恐竜系グリードとの一体感を作り出しています。
プトティラコンボの特徴である過度な外装パーツのボリュームも更に増しており、いい意味で“ごちゃごちゃ”しています。
マント風にアレンジされたエクスターナルフィンや、下半身を覆うテイルディバイダー等のパーツ毎の処理も面白い。
メタリックカラーやグラデーションカラーによる彩色や、クリアパーツも効果的かつ印象的に活用されています。
また前作のタトバコンボから引き続き、シリーズ初期頃を想わせる大胆なアレンジを加えていながらも
プロポーションと可動は現行のS.I.C.スタイルに纏められているので、基本的なプトティラコンボのイメージは決して崩れていないというのもポイント。
アレンジ自体は非常にクセが強いのですが、元デザインとの兼ね合いが非常に上手く、綺麗なので、なんら違和感無く受け入れられます。

S.I.C. 仮面ライダーオーズシリーズ好評の独自の能力解放状態再現も勿論行われています。
今回のプトティラコンボの能力解放状態における部位の変化は、以前のタトバやガタキリバの手足とは異なり
翼や角、尻尾といった部分的な物で、四肢の変化はありません。
その為、印象としては劇中のブラッシュアップ版といった感じで、大胆なアレンジとまではいきません。
今までの様に四肢のフォルムがガラリと変わるワケでは無いので、その点は少々地味に感じるかもしれません。

しかし劇中で見せた暴走状態を完全再現できるという点は非常に魅力的です。
劇中ではCG再現だったフル展開状態が、自由に動かせるアクションフィギュアとして
実際に手にすることができるというのだから、もうそれだけで価値があるというものです。
勿論、各部位にはちゃんとS.I.Cアレンジが加えられているので、インパクトも抜群。
またパーツの組み換えにより、エクスターナルフィンの位置を頭と背中の2点で展開できる様になっているのも重要なポイント。
これにより劇中スタイルは勿論、背中からそのまま翼を展開できるオリジナルスタイルでも楽しめるようになっているので
同じ展開状態でも位置によって表情&フォルムがガラリと変わります。

本体同様アレンジが加えられたメダガブリューも見所の一つ。
大型化したことでボリューミーなプトティラコンボのアクションでもしっかりと映えます。
バズーカモードへは差し替え式にしたことにより、迫力も倍増。 これなら肩に担いでも良さそうです。
またデザイン面では、タジャドルのタジャスピナーの様に玩具感が押さえられているので、設定的な説得力も増しています。
空中アクションに対応する為、専用台座が用意されていたのも好印象。
保持力の高い専用アームパーツにより、台座使用時の安定感はタジャドルの比ではありません。
あと欲を言えば、グワっと手を開いたタトバコンボ時の様なポーズ手も欲しかったところです。

難点は通常時のエクスターナルフィンを保持する背部ジョイントパーツのポロリ。
ピン自体の保持力が極端に弱いというワケでは無いのですが、弄っているとちょくちょく外れてしまう為、ちょいとストレス。
結果、ポーズを付ける場合はエクスターナルフィンをジョイント毎外した状態から弄っています。
前述の通り、硬質素材製だった能力解放時用ジョイントの保持は問題無かったので、おそらく素材が原因なのではないのでしょうか。
ここら辺は次回からの改良に期待します。

     
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2012/12/28