■バンダイ S.I.C.極魂 VOL.24 仮面ライダークウガ■


S.I.C.極魂シリーズ第21弾は『仮面ライダークウガ』より、“仮面ライダークウガ”が登場。
今まで同様、本家のS.I.C.シリーズで既に立体化済みのキャラですが、極魂化に伴い新デザインに。
デザインベースとなっているのはリメイク版の「VOL.56 仮面ライダークウガ」 いわゆる現行S.I.C.スタイルです。
アーマー類の換装ギミックが省略されている分、首から肩にかけてのラインがスッキリとした印象を受けます。
ボディアーマーのバランスも変わっており、前面のボリュームやラインがより自然に見えます。
アギトより採用された、足裏のソールディテールも引き続き再現。 つま先の可動が無い分、ディテールの一体感が増しています。
ただ右足と左足の大きさが微妙に違っている為、足を揃えると若干目に付きます。

頭部Cアイ及びバックル部アマダムはクリアパーツを使用。 それぞれの内部モールドもしっかりと再現されています。
各部カラーリングも細かく再現。 パーソナルカラーの赤やゴールドにはメタリックカラーを使用。
ボディスーツ(?)の黒にはつや消し処理が施されており、アーマーや装飾品との質感の差を表現しています。
バックルの細かな塗り分けも見事。 スミ入れ等も含め、とても綺麗な仕上がりです。

ちなみにパッケージや公式サイト等のサンプル画像と比べると、胴体の長さ(胸部アーマーとベルトの間)が異なっています。
サンプルではもっと間が開いていたのですが、製品版ではほぼ隙間がありません。
プロポーション面での違和感は特にないのですが、可動や他アイテムとの身長差等で影響が出てしまっています。 詳細は下で。











サイズ比較

S.I.C.極魂シリーズの各ライダーと並べると、クウガは若干小さめ。 肩アーマー一つ分位差があります。
各パーツ毎に見ると、造形自体が小さくなっているというワケでは無く、関節部の処理の違いが影響しているっぽいです。
特に胴体部の処理は目に見えて違っているのが分かります。
関節処理の他にも、今回のクウガのデザイン自体が影響している部分もありそうです(足が平べったい分、足首の高さが違っていたりと)



可動箇所&各ギミック

首:2連ボールジョイント。 胸:2連ボールジョイント。
胸の可動は胴体周りのスペースが狭いので、捻りは可能ですが、前後の可動は差ほど大きく行えません。
試しに同シリーズで胸のダブルボールジョイントが長い、ファイズのジョイントと交換してみたら、前後の可動が大きく行えるようになました。


肩:2重(ボールジョイント&横ロール) 上腕:横ロール。 肘:2重スイング。 手首:ボールジョイント。


股:ボールジョイント。 太股:横ロール。 膝:2重スイング。


足首:3重(上部:横ロール&中間部:前後スイング&下部:横ロール)


ベルトの後部パーツを取り外すと、魂STAGEの可動支柱に対応したポイントが出現します。
可動支柱を差し込めば、保持アームを使用せず直接魂STAGEにクウガを取り付けられます。



付属品&各ギミック

オプションハンド×4種(握り手、平手、右ポーズ手、右サムズアップ)、キックエフェクト
紋章シート、紋章シート用ジョイント、専用台座一式


通常の握り手や平手の他に、決めポーズ用の右手やサムズアップ用右手パーツも付属しています。


マイティキック時の炎演出をイメージした、専用の炎エフェクトが付属。
エフェクトパーツは恒例のクリアパーツ+グラデーション塗装仕上げ。
右足を差し込む形で脚に固定して使用します。 サイズ的に同シリーズの他ライダーにも流用可能です。


浮かび上がる封印の紋章再現したシートも付属。
ガンプラ等でお馴染みのPET製シートに紋章のイラストが印刷されています。


専用のジョイントを使用すれば、紋章シートをキックエフェクトに直接取り付けることが出来ます。


キックアクション等に対応した専用台座も付属。
専用台座はお馴染みの魂STAGEタイプ。
台座部にはクウガのネームとロゴ、石棺のヒビの様なイラストがプリントされています。
魂STAGEの可動支柱は極魂サイズに合わせて、短いサイズの物が付属しています。
勿論別売りの長いサイズの可動支柱も使用可能です。

































シリーズの性質上、武装等の無いキャラクターだと商品内容がシンプルになりがちでしたが
今回のクウガでは昨今のハイエイジトイの主流であるエフェクトパーツ等が取り入れられ、かなり充実した内容に。
技エフェクトは他シリーズでもお馴染みですが、今作では技エフェクトパーツと紋章シートの2重の組み合わせで再現度も更にアップ。
専用台座も標準付属しているので、本商品のみで本体のアクションと付属品の魅力を存分に堪能することが出来ます。
可動支柱を直接取り付けられる本体構造も◎ 穴隠し用のピンの処理も見事です。

極魂版クウガのデザインは本家S.I.C.のリニューアル版クウガが元となっていますが
極魂化に合わせて各部のバランス調整が再度行われており、S.I.C.版よりも今回の極魂版の方がより自然なスタイルに仕上がっています。
可動や彩色に関しても従来の極魂クオリティを引き継ぎつつ、また新たな進化も見せてくれています。
最新作という事もあり、一造形物としての完成度は極魂シリーズの中でも群を抜いてます。

ただ同シリーズのキャラクターと並べると統一感という面で若干の難が出てきてしまいます。
上記の通り、クウガは他のライダー達よりも小さく、ハッキリとした身長差が出ます。
勿論全員が全員、同じ身長であるべき というワケではありませんが、この小ぶりな感じはポーズによっては目立ちます。
これはリニューアル版クウガ自体のデザインと、可動関節構造が影響していると思われます。
ただ造形自体が小さいワケでは無いので、極端なスケール差が出てしまうとまではいきません。
個人的には、この位ならばキャラクター別の個性、体格差 位で受け入れられます。

逆に言えば、以前のライダー達のプロポーションが悪かった とも言えるかもしれません。
今改めてみると、関節処理が雑だったりして、妙にスタイルが間延びして見えたりします。
その点、今回のクウガは最新作なだけあり、スタイルは自然な仕上がりに(胴周りのスペースは気になります)
単なるサイズの変更では無く、スタイルの改良に伴う変化 と言うべきなのかもしれません。
シリーズとしての統一感をとるか、一造形物としての完成度を取るか 難しいところですね。

     
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2012/07/19